ナチュラルハーモニクス

ハーモニクス。チューニングなどでよく使うばかりではなく、実際の演奏に盛り込めば、ベースの音域的可能性を非常に広げてくれるものである。と思う。

ジャコ・パストリアスによってメジャーになったこの奏法だが、どこを押さえたらどの音程が鳴るかってところをバッチリ覚えてる人って、案外少ないのでは? 少なくとも僕はあんまり覚えてないです。という訳で、下に代表的なポジション図など載せてみました。

ハーモニクス指板図

本当は12フレット以降はローポジションと同様なのだが、経験上「鳴り」の悪いポジションを省いて載せました。17フレット上のポジションも実用には耐えない気がしてるけど、どうでしょうか?

ちょっと考察

ナチュラルハーモニクスのポジションと音程は、弦のチューニングと、弦が張ってある部分全体に対しての触れる位置によって決まるようです。つまり、たとえば3フレット目にカポをつけた状態の場合の、弦に対してオクターブ上のハーモニクスは、3フレット目からブリッジまでの長さの半分のポイントで出ます。フレットで言えば15フレットの上部分という事になります(どのフレットの1オクターブ上の音も、+12フレット上にあることからわかるように、押弦したポイントとブリッジまでの中間地点は必ず、+12フレット上にあります。フレットはそのように打ってあるのです)。

いいかえると、カポを付けたフレット数だけハーモニクス発音ポイントはシフトし、音程もカポによって変わった、その弦のチューニング分シフトするのです。

ちょっと応用

上記のような原理をふまえて応用すると(ジャコ・パストリアス並に手の大きい人は)、カポに相当する部分を左手人差し指で押弦し、ハーモニクスポイントに相当する部分を、左手のあいてる指で触り、右手では普通にピッキングすることにより、自由な音程でハーモニクスを発音することができます。

これは、左手で押弦したポイントと、ブリッジまでの距離の半分の部分を右手親指で触れた状態で、右手人差し指などで同じ弦をピッキングして発音する「ピッキングハーモニクス」の逆バージョンのような感じです。有名な「トレイシーの肖像」の最後の部分などで、このテクニックによる音を聞くことが出来ますが、僕には物理的(手の大きさ的)に再現不可能でした。


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