2フィンガーピッキング考察 [1]

僕は近頃はバンド活動もあまりしておらず、もっぱら家で独りコツコツと練習を繰り返している日々が続いているんですが、そんなある時、

「2フィンガーピッキングにおける右手のアプローチは、もっと最適化できるのではないか」

と思い立って、自分なりの方法論をかきあつめて検証してみたところそれなりにまとまってきたので、忘れないように書いておこうと思い、このコンテンツを作成することにしました。

方法論をまとめていくので、内容は教則というよりは論文に近いものなっていくと思います。しかも、あたかも全てををマスターしているような文体になっていますが、全然そんなことはありません。あくまで理屈です。それも結構大部分が机上の空論かもしれないです。

そんな内容なので、もしも以下のテキストを読んでいただけて「いや違う、そうじゃねぇ」などと思われた方がいれば、メールなどで指摘・訂正などしていただければ嬉しい限りです。

ちなみに、今回は本文中にフィンガリングを含めた譜例として「TAB譜」が登場します。もしも「TAB譜」をご存知でない場合は、こちらを参照してみて下さい。

2フィンガーピッキングとは

2フィンガーピッキングと言えば、普通は右手の人差し指と中指を用いて弦をピッキングすることを言いいます。

一般的なフォームは、ボディかピックアップか弦か、とにかくどこかに親指を固定させて、人差し指・中指・人差し指・中指・人差し指・中指・・・・と、交互(英語ではオルタネイト)に指を使って弦を弾いていくという感じです。

つまり、2フィンガーピッキングは基本的にはオルタネイトでピッキングしていると言えます(ギターのそれとは違う意味で)。このコンテンツでは、2本の指を使って交互にピッキングすることを特に「オルタネイトピッキング」と呼ぶことがあります。

目標を明確に持つことは良いことだと思う

2フィンガーに限らず、全ての「ピッキング」という技術の向上における目標は「どんなフレーズ・どんなリズム・どんなスピードでも変わらずにストレスなく弾ける」ということに尽きると思う。これは左手のフィンガリングにおいて(もしかしたら楽器を演奏する全ての技術において)も同様だが、一番単純で、かつ究極の目標であるとも思います。

ただ、これはあくまでも「技術の向上における目標」であって、その上に当然あるでべき「音楽を行うという行為全般における目標」とは大きくかけ離れている事をしっかり認識しなければいけないと思う。音楽に対する目標とは何か、とはここでは書くつもりもないし、これは人によって異なってくる部分だと思う。ただ、こういう大前提をしっかり押さえていない状態で技術ばかり求めると、

「音楽の目標」=「技術向上」

なんていう、本末転倒な事になりかねないような気がして、僕は個人的に怖いのです。

以上のことを踏まえて、はじめの「技術の向上における目標」を言い換えれば「音楽をすることを邪魔しないレベルで、どんなものでも弾ける」という事、これが全てなんじゃないかなと、思います。

「技術はどうして高めるの?」って問いに対する答えは「より良い音楽をする為」だと思うのです。

前提をわかったから何なの?

さて、目標は「どんなフレーズ・どんなリズム・どんなスピードでも変わらずにストレスなく弾ける」ということだけど、2フィンガーピッキングの右手において、この目標を妨げやすいポイントはどこだろうか?僕は以下のような要因によるものと思ってます。

  • 「1本の弦に対するオルタネイトピッキングのスピードが遅い」
  • 「イーブンな(安定した)オルタネイトピッキングができない」
  • 「弦移動がスムーズにできない」
  • 「決まった指使いでしか弾けないフレーズがある」

といった感じでしょうか。ここまでわかったらあとは当然、「こうならない」ような練習をしていけばいいのです。


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