ブラックナイロン弦を使ってみた

以前、thelonious小野寺くん所有のアトランシア製2弦ベースを弾かせてもらった事があって、そのベースに張ってあったブラックナイロン弦が非常に良い音だったので、是非自分のベースにも張ってみたいと思っていたんですが、そんなに需要も多くないであろうブラックナイロン弦はどの楽器屋でも見当たらず、通販で買うしかないかなぁとあきらめかけて入った某中央区の楽器屋でとうとう見つけました、ロトサウンドのブラックナイロン弦。

ROTO SOUND BLACK NYLON STRINGS

いやー探した甲斐があったなぁ。あ、そういえばロトサウンドのブラックナイロン弦と言えば、どうやらポール・マッカートニーがヴァイオリンベースに張っていたのが有名らしい……という話はどっかで聞いた事があったような……などと思いながらパッケージをよ~く見てみると……

Package close-up

for HOFNER Violin Bass……へフナーのヴァイオリンベース用って書いてある……。うーむ、明記してあるって事はやっぱりそこに意味があると考えるべきか……。はたしてこれは、ヴァイオリンベース以外には張れない事を指す文言なのか、それともヴァイオリンベースに張るためにちょっとした形状の違いがあるだけで、フェンダー型のベースにも張れるのか……。でもそういえばヴァイオリンベースって、通常よりちょっとスケールが短かったような気もしなくも無い……。

たった2行の文章によって僕の脳みそは無駄に動き始めてしまったので、これはもう店員さんに聞くのが一番だろうと思い、
「この弦って、ヴァイオリンベースじゃないフェンダー型にも張れるんですか?」
と聞いてみたところ、嬉しい事に「フェンダー型にも張れる」との事だったので、さっそく買ってみました。

で、家に帰って意気揚揚と今までの弦をニッパーでぶった切り、ブラックナイロン弦を張ってみると……みみ、短い! なななんと、店員より自分のおぼろげな記憶のほうが正しかったのです。短いんスこれってば! ちくしょー6000円もしたのに! ペグに巻きつける糸を巻いたような部分がナットの手前から始まってやがる……! 前の弦切らんきゃ良かった……!

しかしながら良く見てみると、1フレット上は普通の弦になっているから弾いて弾けない事はないのではと思い、とりあえず全部張ってみました。こんな感じ……

ナット周り

結局1、2弦は1フレットまで糸巻き状態になってしまいました。それでも、押弦してピッキングしたら普通に鳴ったんですが、開放弦だけがまともに鳴らない……やっぱり使用不能と認定。非常に残念。しかしながら、どうやら今回購入した楽器屋にはなかったけど、一応ロトサウンドの現行商品で通常仕様のブラックナイロン弦もあるらしいので、せっかく張ってみたこの弦の音が良ければ、今度は通販で通常仕様のブラックナイロン弦を買うという判断基準になると思ったので、ちょっとテキトウに録音してみました。以下のリンクで聴けますが、良い音質・演奏では録れませんでした。

  1. ゆったり弾いてみた
  2. ジャコチックに弾いてみた

ちなみに現在は以前から使っていたダダリオのニッケル弦に戻してます。で、ほぼ同じフレーズを録ってみました(弦が新品の状態で録ったので、いつもの僕の音とはちょっと違う+やっぱり音質・演奏悪し)。

  1. ゆったり弾いてみた
  2. ジャコチックに弾いてみた

うへー、音質悪くて全然違いがわかんないですかね? MTRから直に再生したら結構違ったんですが……これじゃあ、恥ずかしい自分の演奏を公開してまで比較する意味無いかも……

で、結局今は通販での購入は迷ってます。こうやって比較の為に録音してみると、どうもいつものニッケルラウンドワウンド弦の方が好きなような気がして。僕のベースにはブラックナイロン弦は合わなかったのかもしれません。それともナットの部分が「あんな」だから本来の音質は出なかったのかもしれません。しかしちょっと調べたら、ブラックナイロン弦は太いので、ナットを削る必要があるという噂もあるし……。とりあえず、またしばらくはいつもの弦でいこうと思います。


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